No.522
SEOか、イメージか…WordPressの悩ましい仕様
サーバー設置型ブログツール「WordPress」は、一ヶ月ほど前に最新版の2.5がリリースされました。
おおむね好評なのですが、「投稿スラッグ」の設定に関する仕様変更が、ヘビーユーザーの間で混乱を招いています。
WordPress 2.5 はタイトルを入力して初めて投稿スラッグが編集可能:Yuriko.net
「投稿スラッグ」とは記事ファイル名、つまり「記事個別URIの拡張子の前の部分」のことです。
この記事だと「blog-entry-522」となります。
無料ブログだと「記事番号」や「日付」が振られるのですが、MovableTypeとWordPressは環境設定でこの部分を任意指定することができ、CMSとしての使用が可能な理由の一つになっています。
しかし、前バージョンでは投稿画面に専用の入力項目があった「投稿スラッグ」が、
- タイトル欄に何か文字を入力しなければ編集できない
- 設定を変えずに投稿すると、タイトルを全文使用して投稿スラッグを作る
…という仕様に変わりました。
なので普通に投稿すると、英語以外の言語ではタイトルがエンコードされ、とてつもなく長いURLのページになってしまいます。
記事を書く前にこれを回避するには、少々面倒な操作が必要になります(後述)。
無料、かつ簡単に静的なウェブサイトに近いサイトを運営できる、というWordPressの強みが、少し弱まってしまった印象を受けます。
このような仕様となった背景の一因には、「SEO対策」があるようです。
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Googleでは、URLの中の単語もキーワード判定に含めている、という説があるのです。
米Googleエンジニア・Matt Cutts氏が自身のブログで、URL内の文字列と検索エンジンの評価の関係について言及している。 同氏によると、ブログは投稿した記事の見出し文字列がURLに含まれていることが多いが、こうした文字列は検索エンジンがページの品質判断をする助けになると説明。ただし、URLにキーワードを含ませることでどれかけのインパクトがあるかは不明だ。
信憑性は謎でも、できるならやっておけ、というわけです。
さらにSEO面以外でも、URLは緑の文字で検索結果の下に表示されますから、この下に「ノートパソコン」とか「ビジネスブログ」などと書いてあれば、英語URLに慣れているネットユーザーを注目させることもできるでしょう。
ですが、英語以外の言語を使用している場合、そんな簡単にはいきません。
アクセスした先のURLが前述のように異常に長いコードの羅列だったら、このページは何らかのプログラムで自動生成していることが一発でバレてしまいます。
ブログや商品紹介サイトなら良くても、企業サイトだったら確実に怪しまれてしまうでしょう。
WordPressの新機能を最大限に生かして集客効果を狙うか、操作が面倒になってもCMSとしての完成度を高めるか、はたまたMovableTypeや他のCMSツールを使うか。
サイト傾向やクライアントの技能によって最適なCMSを選択する知識が、今後一層重視されそうです。
尚、投稿する前に任意の名前を指定するには、右の写真のように記事を書くのが最短手順になります。
MovableTypeの場合、名前を指定してからタイトル欄を変更するとタイトルに合わせて変わってしまうので、それと比べればずっと楽ではありますが。
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Comment
SEO対策に有効
なるほど、有効ですか
上の手順画像の(1)の段階で、できるだけ短い有効キーワードを打っておけばいいんじゃないかな、とは思っていました。
やはりタイトルをそのままスラッグにせず、自分で編集するのが良いようですね。
万一スラッグがかぶっても回避処理はしてくれるのかな。
MovableTypeの場合は、昔から
「マルチバイトを除いて英数字だけファイル名に適用する」
「全部マルチバイトなら連番にする」
という仕様なので、自分で都度指定してやらないとわけのわからないファイル名が登場して困ります。